起業をしたくても戸惑っている人、それは起業してはいけないということだ。

起業をしたからには一番を目指さなければならない。

そこそこでいいと思ったら、必ず食われる。

あっという間に弱肉競争の世界に投げ込まれて、ずたずたに身も心も引き裂かれるだろう。

起業をするからには、起業をしようと思うからには、必ず一番になれ。

オンリーワンでもいい。

とにかくナンバーワンだ。


だから何を商売にするのかとても大事だ。

誰も手を付けておらず、最初に始めた人間だけが過度な競争に飲み込まれずに一番を維持できる。

なぜ一番を目指さなければならないのか?

人間というものは一番というわかりやすいものしか心を動かされない。

それにならお金を出していいと思う。

なぜなら一番だからだ、こんな単純な構図はない。

二番手以下にはまったく魅力を感じない。

一部のマニアだけが目をつけるだろうが、そんなもので会社を維持していくことなどできない。

ジリ貧になるだけだ。


さらに一番手は低レベルな競争に巻き込まれない。

醜い争いは二番手以下で行われるものだ。

もし勝ち上がっても、真の一番を相手にしなければならない。

そんな非効率的なものをやるならば、一番を目指せるものをやるべきだ。


自分でオリジナルを作れ、自分で市場を作れ。

独自のアイデアで独自の自分の支配する市場を作る。

競争をしたら消耗するだけだ。

競争するにしても、一番手の高みから二番手以下の動向を注視して、彼らが上がってきそうだったらつきはなせばいい。

成功するってことは激しい競争を勝ち残るっていう意味じゃない。

いかに競争をしないで成功するかだ。